心理カウンセラーのお仕事

いのちの電話について

全国に50箇所のセンター、2箇所の分室の52箇所が存在するいのちの電話。いのちの電話では、精神的な大きな負担を抱えており、孤独で生きることに困難を感じている人々に対し、生きる喜びを感じてもらえるように精一杯活動しています。

 

いのちの電話での相談は、24時間休みなく受け付けているところがほとんどで、日本語以外にも英語やスペイン語、ポルトガル語でも相談に乗ってくれます。言語障害や聴覚障害を抱えている人に対してはファクシミリで相談に乗っていますし、専門医師に医療についての相談に乗ってもらうことやインターネットで相談に乗っているセンターも存在します。

 

自殺の予防についての活動も行っており、7500人以上のボランティアカウンセラーがいのちの電話では、電話相談に当たっています。

 

東京いのちの電話においては、ボランティアカウンセラーは規定の研修を修了しており、守秘義務・匿名義務とし、クライアントとの信条や宗教もしっかりと尊重しています。

 

それではいのちの電話の相談員になるにはどのようなプロセスを経たら良いのでしょうか。まずはいのちの電話の募集要項を確認して、応募します。応募資格は23歳から65歳の男女にあり、過酷な電話相談に耐えることのできる健康な心身を持っている人となっています。そして何よりも積極的に相談員としての活動に参加する気持ちのある人が求められています。いのちの電話に応募した後は、書類審査や適性審査などの審査が行われた後、面接を受けることになります。いのちの電話の研修は5課程にも及び、1年半かけて行われます。研修終了後は認定を受けて、晴れて相談員として働く事ができます。

 

研修中は遅刻や欠席することは厳禁で、研修にかかる費用は1課程に1万円です。合宿などが行われる際にかかる宿泊費も全て自己負担です。

 

もちろんどれだけ大変な仕事をしても、報酬を得る事はできません。無報酬だからと言って、無責任な態度でクライアントの相談に乗る事は決して許されません。研修における遅刻や欠席が許されておらず、諸費用もかけて電話相談員になるわけですから、恐らくかなり志の高い人たちが集まっているはずですが、それでも人のいのちを扱う大切な仕事であるということをしっかりと意識しながら働かなくてはなりません。